COLUMN
お役立ちコラム
2025.04.01|ラジオ体操有酸素運動身体活動・運動
国民的体操として知られているラジオ体操は、第1と第2があることは知られていますが、「ラジオ体操第3」があることをご存知でしょうか?
ラジオ体操第3は、昭和14年に放送された初代第3と昭和21年に放送された二代目第3がありましたが、初代、二代目ともに忘れ去られていました。そのため、幻のラジオ体操と呼ばれています。
このラジオ体操第3が、滋賀県で開催される2025年第79回国民スポーツ大会(旧国体)のデモンストレーションスポーツとなっています。
国民スポーツ大会開催の目的の一つは国民の健康増進にありますので、健康づくりの運動ツールとしてご紹介します。
参考文献;「新しい朝が来た ラジオ体操50年の歩み」、簡易保険加入者協会、昭和54年発行
初代第3は、第1運動から第14運動まで3分程度で構成されています。跳躍動作がなく、全体的に上肢の運動動作が多いため高齢者の方や座位でもできる体操で動的ストレッチ効果が期待できます。
動作のなかでも特徴的なのは第6運動の簡単には覚えられない体側を曲げる動作、第9運動の身体を前に倒して腕を前と上に振る動作や第11運動のボート漕ぎ(船漕ぎ)はユニークな動作です。介護予防・認知症予防の生涯スポーツとして最適だと考えています。
一方、二代目ラジオ体操第3は、第1運動から第16運動まで11種類の動作から3分程度で構成されています。体操曲は全体的にテンポが速く、また、大ジャンプや第9運動の体の前後屈(動作図)などのダイナミックな動作もあり、曲と動作が強弱バランス良く構成されています。
著者らが体操中の心拍数を測定したところ、少し運動強度が高い有酸素運動域を推移していました。有酸素運動は体脂肪を燃焼させることから生活習慣病予防に効果があります。
また、有酸素運動は脳由来神経栄養因子(BDNF)が増加して、不安感・抑うつ感を解消するためにうつ病予防効果があると言われています。脳が活性化されて認知症予防効果も期待できます。
初代と二代目ラジオ体操第3は、子供たちのこころと身体の健康づくり、青壮年層の生活習慣病予防、高齢者の認知症予防・介護予防、下肢に課題のある方のロコモティブシンドローム予防などの身体活動・運動ツールとして最適だと思います。
是非、チャレンジしてください。ご興味があれば「医療と介護の窓口」におたずねください。
(赤字をクリックして、詳細をご覧ください。)
湖南メディカル・コンソーシアム
健康福祉ふれあいセンター
センター長 安西将也
第79回国民スポーツ大会(旧国体)のデモンストレーションスポーツとして、2025年6月8日大津市皇子山公園体育館で二代目ラジオ体操第3の実技コンテストを予定しています。ご興味があれば是非参加応募してください。
一般社団法人大津市スポーツ協会 TEL.077-528-2914
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