COLUMN
お役立ちコラム
2024.09.12|リハビリテーション
少し思い出してみましょう。
転んだとしたら…
・いつ転びましたか?
・どこで転びましたか?
・どんな風に転びましたか?
・どんな服や履きものを身に着けていましたか?
・どうして転んだと思いますか?
・以前と比べて、転びやすくなりましたか?
一般的に、高齢者は骨量が減り、骨がもろくなる(骨粗しょう症 )になりやすく、転倒すると骨に衝撃が加わり、骨を骨折する可能性があります。
転倒により歩くことへの恐怖心が出現
↓
活動性が低下する可能性がある
↓
廃用性症候群をきたしやすく、さらに身体機能を低下させ、転倒の危険性が増す・・という悪循環が起こる可能性があります
髪の毛を洗ったり、着替えたり、食事をする際に不便だったり、家事が思うようにできなくて、不自由することがあります。
多くの人で、手術をしなくてはなりません。 その場合、入院治療が必要になります。 以前より、歩きづらくなる場合があります。
・筋力の低下
・ バランス機能の低下
・ 視力低下
・ 柔軟性の低下 記憶力の低下 など
・複数の薬を飲んでいることによる影響
・薬そのものの副作用(めまいや眠気など)
・水分不足、栄養不足 など
・転倒は自宅内で発生することが多いです。
・自宅内において、真っ先に思い浮かぶ危険箇所は、段差の多い玄関や階段、滑りやすい浴室ではありませんか?
・実は庭を除けば、居間で転倒するケースが多いと言われています。
まずは転倒しやすい場所を確認しましょう。
転倒はつまずき、滑り、踏み外しといった足元のトラブルで発生しているケースが7割を超えています。特に、敷居やカーペットの縁、電気コードなどの軽微や障害物につまずきやすいです。床面に置きっぱなしになっている衣類や紙類で滑るというケースも少なくありません。
・最も重要で簡単に実施できる対策は整理整頓です。
・床面にあるものは、全て転倒につながる危険物です。日頃から整理整頓を心掛け、床面にはものを置かないようにしましょう。
・電気コードは壁に沿わしたりしてつまずかないようにしましょう。
・座布団やラグマットはつまずきの原因になるため使用しないようにしましょう。
・転倒予防には、転ばないような対策を早めにしておくことが大切です。
・杖や手すりは、「どうしても支えが必要」な状態になってからではなく、「支えがあった方が安心」くらいの状態から導入した方が良いです。
・ご自身の足のサイズに合った適切な靴を選び、自宅内で安全に移動するために、滑りにくい靴下を履くのもポイントです。
姿勢の改善は転倒の防止になります。
・伸びているのを感じながらゆっくり行いましょう。
・痛みが出ない範囲で行いましょう。
・息は止めないようにしましょう。
※腰や股関節に疾患をお持ちの方は、行って良い体操か先生に確認してもらうと安心です。
①椅子に腰かけ、片手で椅子の端を掴みます。
②もう一方の手を挙げ、斜め上に腕を伸ばすようにして上半身を横に倒します。
①立ちながら、椅子や壁を支えにして、片方の脚を後ろに下げます。
②痛みのない範囲で、踵をつけた状態で脚を伸ばします。
③足を変え、左右行いましょう。
①仰向けに横になり、片膝を抱えて、太ももをお腹に近づけます。
②足を変え、左右行いましょう。
・ヨガや太極拳のイメージで、ゆっくり行いましょう。
・ 無理のない強度、秒、回数で行いましょう。
・ 頻度は2~3日間隔で大丈夫です。
・ 息は止めないようにしましょう。
・ 継続することが大切!効果は2ヶ月以降に実感!
椅子に座り、片方の足のつま先を天井に向けたまま、膝をしっかり伸ばします。各10秒×5回を2~3セット程度行いましょう。
・背中をそらさないように。
背筋を伸ばし良い姿勢で踵をゆっくりと上げ下ろしします。10回を2~3セット程度行いましょう。両手をイスの背にかけ、支えにしても良いでしょう。
①両手をイスの背にかける。
②イスの背に手をかけたまま、体を前に傾けて、ゆっくりと4秒かけて腰を落としていく。(息を吸う)
③ゆっくりと4秒かけて腰を上げていく。(息を吐く)
5~6回を3セット程度行いましょう。
・膝を前に出さない。
・息を止めない。
・深くかがみすぎない。
転倒の可能性は、完全にゼロにすることはできませんが、日々の意識や対策を行うことで転倒の可能性は減らすことができます。
できることから、実践をしましょう!
PAGE
TOP