COLUMN
お役立ちコラム
2022.06.17|施設紹介特別養護老人ホーム
よく「特養」などと言われていますが、介護保険上の名称は「介護老人福祉施設」です。ただ、「特養」で言葉の意味は通じるので、こだわることはないと思います。
特別養護老人ホームは、寝たきりや認知症などにより日常生活において常に介護が必要で、ご自宅での生活が困難な方が生活をされる施設です。「常に介護が必要」の判断として、要介護3以上という基準があります。ただし、要介護1~2の判定であっても、認知症の方で身体的には元気だが介護の手が必要な方には特例入所という制度もあります。
生活にサポートが必要な方が入所されていますが、私たちの生活と同様に食事・入浴、余暇時間には体操やカラオケ、創作活動などもされています。また、病院とは違い生活の場として洗濯物の整理、食事の準備など出来ることをして頂くことで、共同生活での社会参加、人とのつながりを感じながら身体機能を維持して頂ける支援をさせて頂いています。
共同生活とは言いますが、それぞれの方の生活スタイルを大切に考えています。生活の中での「こだわり」のお手伝いをさせて頂くことにより、その方の人生であると考えています。
施設行事として、お祭りや敬老会、食事会などのイベントごとがあるときは皆で楽しまれ、同時に季節感を感じて頂いています。
費用は施設により違いはありますが、当施設は全室個室で介護費用、食費、居室代を含めて、介護保険1割負担の方で1か月16万円から17万円程度、3割負担の方で23万円から24万円程度となっています。この費用については本人所得に応じて減免制度があります。制度の詳細につきましては各市役所の介護保険担当課にお問合せください。
現在はコロナウイルス感染症の影響による面会制限もありますが、通常はご家族との面会も自由にして頂いています。毎日来られるご家族もおられ、朝から夕方まで一緒に過ごされるご家族もおられます。ご本人だけでなく職員や他の入居者とも話が弾み、和気あいあいと過ごされています。
ご自宅より生活の場は変わりますが、ご家族とのつながりは決して変わるものではありません。
住み慣れたご自宅を離れ施設に入るということは、ご本人、ご家族にとっても難しい決断のようにも思われます。しかし、ご家族にも生活があり、常に介護をすることが難しいケースは多くあります。それぞれのご家庭の事情から、ご自宅での生活が困難となってきた時、施設での生活も一つの選択肢だと思います。施設に入ると、もうご自宅に帰ることはできないということもありません。ケースが少ないことからそのように思われますが、ご自宅での介護環境が整えば、ご自宅で過ごされることもできます。また、「看取り」として施設でご本人に負担のかかる治療をせず、自然なかたちで人生を閉じるという選択をされる方もおられます。
特養という施設を活用してもらい、人とのつながりを感じながらご自身の人生として、より長く元気で過ごしていけるように、職員皆で力を合わせて支援させて頂いております。
〒525-0063 滋賀県草津市南山田761
TEL 077-598-1866
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